由理さんのお母さんの話--活動に参加して 2002.11.25 牧茜(安原由理の母) |
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下根に飛び入りさせてもらって楽しい一日をすごすことが出来ました。 私自身、新聞、木の枝を使って火をつけることをあまり見た経験もなかったので興味津々でした。 みんなで食べたご飯、トン汁はとてもおいしかった。 子供達の10年後、20年後がすごく楽しみです。子供達がごく自然におもしろく楽しくすごしている、子供達の好奇心が健全に育っているのがわかり嬉しく思いました。 親は親で子供を見守っていつつ、大人同士で会話をして、子供も「ご飯食べていい?」というように距離のとり方が自然とわかっている、見守られている安心感があるから子供達も子供同士で安心して遊んでいられるのだと強く思いました。 (略) 私は心の病の人のリハビリ施設の職員をしています。そこでは、幼児期の体験から20年後の失敗例をたくさん見てきています。患者の多くに共通しているのは、親がお膳立てをしすぎる、何でも親が介入しすぎる、人間関係がうまく結べない、例えば人との距離がとれない、極端に近いか遠いかしかない、初対面の人とはお互い1メートル以上近寄ることを普通はしないけれど、彼らはずんずん入ってきたり、離れすぎたりしている。人間関係に失敗して修復の方法も知らず、考えられず病気になっていく人がほとんどです。 ここでの子供達は勉強ではなく、自然に学んでいるのがすごく良かった。 |
由理さんのお母さんの話を聞いて つくば下根で 2002.11.24 中村恵美子 |
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由理さんのお母さん(職業カウンセラー)とお話できとても嬉しく、 また貴重なお話を聞かせて頂き、メールしないともったいない!と思いました。 私は、以前から由理さんのお母さんにお会いしたら聞いてみたいことがあったのです。 「カウンセラーを受ける患者さんは、何が原因でそうなっているのですか?」と。 お話ししたら、とても丁寧に応えてくれました。 由理さんのお母さんは、色々なケースを具体的に上げて下さったのですが、素人の私が聞いて印象的だったのが
Y;「“一番病”の患者さんは難しい・・・。」 E;「一番病って何ですか?」と聞いてみたら、 Y;「小中学校で成績や評価が一番で、表面的には申し分ない子供が、高校、大学、社会へ出て行くときに、自分を超えるものが現れたり、評価が得られなくなったとき、挫折、引きこもりへと・・・。 過去の栄光(評価)が邪魔をして、“僕はそんな格好悪いこと出来ない・・・”と、いい年をした大人が、苦しい心の病に直面して、私のところへ来ているのです。・・・」 Y;「私のところへ来られる患者さんはまだいいのですよ。」と。 (略) E;「いい年をした大人が・・・」と、複雑な気持ちになったとき、 Y;「本当にいい年をした大人なのだけどね、小さな時から、「一番病」(外的評価)でつぶれそうになっている我が子から、親がSOSをキャッチ出来ないのが、大きな問題ではないかと・・・。 その頃にね、親がキャッチしてあげていれば、早く気がついて何らかの対応をとっていたら、と思う患者さん(大人)ばかりです。 いい年になった大人からでは、もう、治療が困難になってきてしまいます。 そんなことから、ここでの活動は、本当に素晴らしい。遊びから好奇心を育て、真剣に教育をし、親子の距離も自然にとれていて、10年、20年後が楽しみです・・・」と。 (略) 専門家からの生の声、由理さんのお母さんのお話、迫力がありました。 補足:〜掲載確認の中で〜 ページの先頭へ 目次に戻る |