HPを読んでの感想
2009.1.26  山崎まりも


●ブランコ

これを読んだとき、う〜ん。考えさせられました。
それはそうだけど、遊びのなかでも社会性を身につけるとか、いろいろあるものねぇ。一人で遊んでいるんじゃないんだし。と。

でも、先日単純に、自分も同じブランコに乗ってみてわかった気がする。
空がぐんぐん近づく感じ。風がびゅんびゅん、ロープがみしみし、空に描かれた枝の線。ブランコの揺れと同じにして気持ちもわくわくしてくる感じ。
一通り感じて、程よく腕もつかれてきて、大満足でブランコが自然にとまるのを待った。ふぅ〜。あー楽しかった。
「ちょっと、ちょっと、これ大人でもおもしろいよ。やってみな!」といいたくなった(笑)

これが、「ほら、次○○ちゃんがまってるよ」なんていう、大人の一言で、ぐんぐん広がっていた想像が一気にしゅ〜ん、としぼんでしまうのが想像できた。
そんなことを気にしてたら、ちっともわくわくしてこない。
そしてそんな調子で交代するなんとなく不満な気持ちもわかる気がした。せっかくのすてきなブランコなのに〜!

「自分自身が心から楽しんだことがない人は、他人の楽しみを心から大切にしようとは思わない」

「幸福を追求」していくと、「自分自身が心から楽しんだ人」は、「他人が楽しんで」いる様子を見て、さらに楽しい気持ちになっていくのだろう。
これって、がまんして他人にゆずる、上っ面な社会性?よりも、スケールのでかい社会性じゃないか!?
こんなスゴイことを感じるかもしれない機会を何気ない大人の一言で、奪っているケースって、たくさんあるなぁ。と実感したのでした。

だからといって、「人が待っていても自分が満足するまで気にしない」というわけではなく、ですが、この言葉のようなことを意識しながらこどもを見ていくのは、自分に今までなかった視点でした。

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